お城とかの写真集日本100名城長野県 馬場信房小笠原貞慶小笠原長時小笠原洞雪斎国宝小笠原貞朝長野県松本市北アルプス松本城深志城石川数正石川康長島立貞永 【松本城】北アルプスと水堀とのコントラストが美しい!漆黒の国宝天守【深志城】(長野県松本市) 長野県 2022.08.162022.09.25 Data 築城:1504年(永正えいしょう元年)築城主:島立貞永しまだちさだなが(小笠原おがさわら家の一族)主な城主:馬場ばば信房のぶふさ、小笠原貞慶さだよし、石川数正いしかわかずまさ所在地:長野県松本市 丸の内 所要時間:120分 Point ■信濃しなの(長野県)の守護を務めた小笠原家の支城として築城されたのが始まり◯築城主「島立貞永しまだちさだなが」(通称は「右近うこん」) ・小笠原家の一族で、主君の「小笠原貞朝さだとも」に命じられて築城 ・当時の名は、現地の地名が由来の「深志ふかし城」だったと伝わる ※小笠原家のルーツは清和源氏で、もとは甲斐かい(山梨県)の武田家の分家にあたる■1550年(天文てんぶん19年)に「武田信玄」が信濃に侵攻! ・小笠原家の本拠地の「林はやし城」(松本市)と共に、深志城も陥落… ・「馬場信房(信春のぶはる)」が城主となり、整備が行われたという ※当時の当主は「小笠原長時ながとき」(貞朝の孫)で、京都に逃れた後に会津で死去■1582年(天正てんしょう10年)の武田家滅亡後に「小笠原洞雪斎どうせつさい」が深志城を奪還 ・小笠原洞雪斎 → 小笠原長時の弟、「上杉景勝うえすぎかげかつ」に保護されていた ・しかし、家臣の反発を受けて追放され「小笠原貞慶さだよし」が新たな城主となる◯「小笠原貞慶」 ・信玄に滅ぼされた小笠原長時の息子、追放された小笠原洞雪斎の甥 ・徳川家康の家臣となって深志城の城主となり「松本城」と改名!■1590年(天正18年)に徳川家康の転封に伴って小笠原秀政ひでまさ(貞慶の子)も古河へ →代わりに豊臣秀吉の家臣の「石川数正いしかわかずまさ」が城主となり近世城郭へ大改築! →「石川康長やすなが(数正の子)」の代に1595年(文禄4年)頃に現存する天守が完成!■江戸時代の歴代城主は「小笠原→戸田→越前松平→堀田→水野→戸田」■1872年(明治5年)に現存の天守などが競売にかけられる… →地元の名主で新聞社の社長でもあった名士「市川量造いちかわりょうぞう」が買い戻す■現在は本丸と二の丸が「松本城公園」として整備されている →犬山城、彦根城、姫路城、松江城と共に天守が国宝に指定! パラメーター(5段階) 防御力 ★★映えレベル ★★★★★知名度 ★★★★★アクセス ★★★水堀とのコンビ力 ★★★★★ 松本駅から向かう途中の「史跡マップ」(城下には善光寺街道が通っていた!) 「牛つなぎ石」(上杉謙信の伝承「敵に塩を送る」にまつわる石!) 松本城の天然の外堀「女鳥羽川」(左が城内、右が城下町) 女鳥羽川に面した「大手門」跡(道が曲がっている!枡形虎口の痕跡) 松本城公園に向かう途中の「青翰堂」(天守みたいな見た目!) 松本城公園の目の前のファミマ(こちらもお城みたいな見た目!) 二の丸の水堀(右手に先ほどのファミマがある) 松本城公園の入り口の石碑(ここから先が二の丸と本丸) 松本城案内図(縄張り図として使おう!) 本丸に通じる「黒門」(中に券売所がある) 「黒門」2(水堀、黒い板壁、枡形虎口が美しい!) 「黒門」3(枡形虎口の内部から見た奥の櫓門、この先が本丸) 黒門の枡形虎口の内側から(土塀に狭間がある!) 黒門の案内板のイメージ図(24あたりからスタートして現在地は3) 天守保存に貢献した「市川量造」と「小林有也うなり」のレリーフ 黒門をくぐると左手に現れる天守群(麓には江戸時代中期まで本丸御殿があった) 「本丸御殿」跡(1727年に焼失後、政治の中心は二の丸御殿に) 本丸の「小笠原牡丹」(小笠原長時が林城から持ち出したと伝わる) 「清正公駒つなぎの桜」(加藤清正がもらった馬を繋いだと伝わる桜) 本丸から別角度で(左から月見櫓、辰巳附櫓、大天守、渡櫓、乾小天守!) 大天守のアップ(松本城はよくメンテナンスを行なっている!) 大天守の石垣(袴腰型の石落としが設置されている!) 大天守の麓から見た小天守(間を繋ぐのが渡櫓) 大天守の麓から見た月見櫓と辰巳附櫓(江戸時代前期に増築された部分) 大天守から見た西側の内堀(朱色の埋橋が美しい!) 西側の内堀2(工事!興奮するよね!) 大天守の最上階(大天守は5重6階で、高さは約25m!) 大天守の最上階2(階段も急なので、皆さん休憩中) 大天守から見た本丸方面(その先に二の丸御殿があった) 天守最上階の「二十六夜社」(江戸時代には毎月26日に儀式が行われた) 「二十六夜社」の由緒(二十六夜神は松本城の守り神だった!) 大天守から見た北側の小天守(間にあるのが渡櫓) 大天守から見た南側の石垣(横矢を掛けるための急カーブがスゴい!) 「月見櫓」の内部(徳川家光の来訪に備えて増築された!) 二の丸から見た黒門の東側の水堀(右手に二の丸御殿と太鼓門が続く) 二の丸の東側の入り口「太鼓門」(こちらも枡形虎口が美しい!) 太鼓門の土橋から見た北側の水堀(周囲にはグルッと幅の広い水堀が残されている!) 太鼓門の「玄蕃げんば石」(石川[玄蕃頭のかみ]康長が不満を言った人物を斬り、その首を槍先に掲げて自らが乗り、運ばせたと伝わる石) 二の丸から見た天守群(水堀とのコントラストが美しい!) 大天守と水堀と北アルプス(松本城ならではの景色!) 水堀と天守群(松本城の代表的な絶景アングル) 水堀と天守群(鴨が2匹、すいー) 水堀と天守群3(水堀に反射する姿も美しい!) 水堀に映る天守群(こちらも松本城ならではの景色!) 石垣のメンテナンス中(すわ!忍びか!) 埋橋と天守群(朱色と漆黒の天守群の組み合わせが美しい!) 埋橋と天守群2(安土桃山時代の気風が残っていて堪らん!) 三の丸の石碑と埋橋と天守群(こちらが松本城の西側の入り口) 「そば庄 松本城店」(なんと、大天守を見ながら美味しいお蕎麦を食べられる!) 城下町の「中町商店街」(蔵造りのオシャレなお店がたくさん!)