静岡県 篤姫木戸孝允桂小五郎静岡県伊豆の国市榎本武揚江川邸韮山反射炉韮山代官所世界遺産江川太郎左衛門お台場江川英龍品川台場江川英長パン祖江川酒大河ドラマジョン万次郎西郷どん佐久間象山 【江川邸】大河ドラマの定番ロケ地!幕末の大偉人ゆかりの武家屋敷(静岡県伊豆の国市) 静岡県 2022.05.202022.08.15 Data 築城:1600年(慶長けいちょう5年)頃?築城主:江川英長ひでなが 主な城主:江川英龍ひでたつ所在地:静岡県伊豆の国市韮山にらやま韮山所要時間:90分 Point ■江戸幕府の天領てんりょう(直轄地)の代官を務めた「江川家」の屋敷 →伊豆、相模さがみ(神奈川)、駿河するが(静岡県)、甲斐かい(山梨県)、武蔵むさし(埼玉県・東京都)の代官を担当■江川家は大和やまとの宇野うの(奈良県五條市)を領地とした源氏一族 →1156年(保元ほうげん元年)の「保元の乱」で敗れた「宇野親信ちかのぶ」が伊豆に移りスタート■宇野治信はるのぶ(親信の子)が源頼朝みなもとのよりともに協力して領地を安堵される →伊豆の有力武士となり、後に領地である「江川えがわ」を名字とする■末裔は戦国時代に韮山にらやま城の北条早雲ほうじょうそううん(伊勢いせ宗瑞そうずい)の家臣となる →以降は小田原おだわら城の北条家の家臣となり、北条家滅亡後は徳川家康とくがわいえやすの家臣に! ※江川家で代々造られてきた「江川酒えがわさけ」がブームに(最近復元された!)■江戸幕府の代官を務めて、幕末には「江川英龍ひでたつ」を輩出する ・通称は「太郎左衛門たろうざえもん」(代々名乗っていたが、江川英龍を指すことが多い) ・「品川台場」築造の責任者 ・日本で初めてパンを作る(異名は“パン祖”) ・西洋式へと軍政改革を行い農兵の訓練を江川邸で行う →「気をつけ」「回れ右」「右向け右」は江川邸で始まった! ・弟子には佐久間さくま象山しょうざん、橋本左内はしもとさない、桂小五郎かつらこごろう(木戸孝允きどたかよし)、榎本武揚えのもとたけあきなど ・アメリカから帰国したジョン万次郎を江戸の自宅に住まわせる ・韮山に反射炉はんしゃろを造る(現在、世界遺産に登録されている!) ・領民から愛され「世直し江川大明神だいみょうじん」と呼ばれる パラメーター(5段階) 防御力 ★映えレベル ★★★知名度 ★★アクセス ★★幕末の風 ★★★★★ 江川邸の外観(水堀の名残りの水路が良いっすね〜) 江川邸の外観2(大河ドラマなどのロケ地としてもよく使われている!) 屋敷に架かる石橋(地元では幟のぼりに描かれている江川太郎左衛門[英龍]を激推し!) 南側の水路(屋敷塀と緑の木々とのコントラストが最高ですね!) 「江川家住宅」の案内板(室町時代の資材も一部使われている!スゴい!) 屋敷前の枡形ますがた(ここで農兵訓練が行われて「回れ右」「気をつけ」が始まった!) 枡形の案内板(「気をつけ」はここから!と地元では絶賛PR中) 「表門」(1696年[元禄9年]に造られ、1823年[文政6年]に修復された) 表門と屋敷塀と竹林(これぞ武家屋敷、という風情が味わえる良いアングル!) 「主屋」(大河ドラマの『篤姫』や『西郷どん』のロケ地となった場所!) 主屋のアップ(よくぞ残っててくれました!と思わずにはいられない) 表門越しの主屋(江川邸は「韮山代官所」とも呼ばれている!) 北側の「韮山役所跡」(役人の務める建物や長屋、牢屋などが並んでいた) 主屋の「土間」(伊豆で採れる火山岩の伊豆石が各所に使われている!) 主屋の屋根(格子状に組まれた木々が実に美しい!) 主屋の「生き柱」(屋敷が建てられる際に生きた木をそのまま柱にしたと伝わる!) パン焼き窯と鉄鍋(パン祖!現存する釜の伊豆石を組み合わせたもの) 19世紀後半の「砲車」(ペリーから幕府に送られたものと推定されている!) 主屋の玄関付近(展示物が充実していて、建物以外も見どころ満載!) 主屋の中庭(中庭って雰囲気良くて落ち着きますよね〜) 弟子の佐久間象山から江川英龍に送られた書状 江川英龍が作った品々(右から鉢皿、文箱、煙草箱、キセル) 江川英龍が作った短刀(「坦庵」は江川英龍の号[ペンネーム]) 江川英龍が持ち歩いていた座右の銘「忍」 江川英龍が記した座右の銘「忍」(力強い筆跡!) 「忍」の由来(近隣の韮山高校の校訓にもなっている!) 江川英龍のイラスト(プロ級の観察力と腕前!) 江川英龍のイラスト2(そのままLINEスタンプで使えそう!) 江川家・ジョン万次郎・ホイットフィールド[万次郎を保護したアメリカ人船長]の末裔の写真 ジョン万次郎が撮影した江川英敏ひでとし[英龍の子](めちゃくちゃイケメン!) 江川英武ひでたけ[英龍の子・英敏の弟](こちらもまたイケメンボーイ!) 成年後の江川英武(早世した兄[英敏]の跡を継いで政治家となる!) 江川家の系図(左上は江川英龍の自画像!他の肖像画も鼻が大きめ) 玄関の景色(道が屈折しているのは攻めづらく守りやすくするためとも) 江戸時代末期建造の肥料蔵の「西蔵」(将棋駒に似ているので「駒蔵」とも) 1892年(明治25年)建造の「南米蔵」と1919年(大正8年)建造の「北米蔵」 米蔵に展示されている「品川台場」の資料(これはアツい!) 「品川台場」の現在の写真と復元図(今からは想像できないですよね〜) 江川英龍が考案した「韮山笠」(こよりを編み込んで漆を塗って作成!) 江戸時代末期に建てられた「武器庫」 「パン祖の碑」(1952年に全国パン協議会が英龍をパン祖と称えて建立!) 北側にある「裏門」(1823年[文政6年]に建てられたもの!) 門扉は江戸時代以前のもの(多数の穴は豊臣軍の韮山城攻めの時の矢玉の痕とも) 富士山を望める裏門からの景色(松平定信が感動して描かせたとも!) 裏門を外から(末裔たちの集合写真はここで撮られたもの)